礼拝説教 2008年 1月20日

「 神さまを教えてくれた人 」

ルツ記1章11~19節
原田多恵子牧師

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 今日は年二回の「ファミリー礼拝」です。幼稚園のみなさん、保護者の方と、教会のみなさんと礼拝を守れるのはうれしいですね。
 今日は教会学校の説教の箇所、ルツ記1章11節~19節を学びます。この物語は旧約聖書の中で一番美しいところです。昔、イギリスの産業革命の頃のことです。お金もうけに忙しくて、当時の人たちは聖書を花びんの下敷きにしていたそうです。ところが、ある人がこのルツ記をたまたま読んで感心したことから、人々が聖書を読むようになったと聞いたことがあります。
 イエスさまのお生まれになった、「ベツレヘム」はみなさん知っていますね。そこが3200年位前に飢饉(食べものがなくなる)になりました。それでエリメレクさんという人が、おくさんのナオミさんとマフロンとキルヨンという二人の息子を連れて、死海の向こうにあるモアブ(今のヨルダン王国)に移り住みました。モアブはアブラハムの甥ロトの姉娘が父親との間に生んだ男の子(父親より)が先祖になります。ちなみに妹娘はアンモン人の先祖になりました(創世記19章30~38節)。
 ところがエリメレク(わが神は王)が死んでしまいました。この人は自分の故郷には帰れませんでした。不幸は重なるもので、二人の息子、マフロン(病める者)、キルヨン(衰弱)も何の原因かわかりませんが、それぞれ、オルパ(うなじ)、ルツ(友情)と結婚後10年して死んでしまいました。残されたのは女性三人です。ナオミさん(快い)は嘆き悲しみます。その頃、故郷ベツレヘムに「主がその民を顧み、食べ物をお与えになった」ことを聞いたので、帰ることを決心しました。ナオミさんは血のつながらない二人のお嫁さんたちを前にして言いました。
「自分の里に帰りなさい。あなたたちは死んだ息子たちにもわたしにもよく尽くしてくれた。どうか主がそれに報い、あなたたちに慈しみを垂れてくださいますように。どうか主がそれぞれに新しい嫁ぎ先を与え、あなたたちが安らぎを得られますように」(ルツ記1章8~9節)と。頼りにする男の人たちは死に、ひとりぽっちになったナオミさんは、外国に来て苦労したことを思うと、二人の若いお嫁さんたちが外国に行って苦労すると思うと可哀相になったのでしょう。もう自分の身内から、この二人を幸せにしてくれる人が出てこないので、それぞれ自分の家に帰ることをすすめました。途中までナオミさんについて来た二人は、ナオミさんが別れの口づけをすると泣きました。そして「いいえご一緒にあなたの民のもとに帰ります」と言います。又、ナオミさんがこれ以上無理なことは言わないでわたしの言うことを聞きなさいというと、泣く泣くオルパさんは言うことを聞いて帰ります。しかしルツさんは「すがりついて離れなかった。」そして「あなたを見捨て、あなたに背を向けて帰れなどと、そんなひどいことを強いないでください。わたしはあなたの行かれる所に行き、お泊りになる所に泊まります。あなたの民はわたしの民 あなたの神はわたしの神。あなたの亡くなる所でわたしも死に そこに葬られたいのです。死んでお別れするのならともかく、そのほかのことであなたを離れるようなことをしたなら、主よ、どうかわたしを幾重にも罰してください」(16~17節)と言いました。
 ルツさんの決心が固いので、ナオミさんはいっしょにベツレヘムに帰りました。
 だれがルツさんをこのようにしたのでしょうか。教会学校の説教の題に「神さまを教えてくれた人」とつけた牧師がおられます。ルツさんは結婚生活の中から、又、男の人たちが亡くなった時のナオミさんの神様に対する態度から、知ったのでしょう。「あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神」といっています。ベツレヘムに帰ってから、ルツさんは親切なボアズさんの畑で落穂拾いをしながら、ナオミさんを助け、ボアズさんと結婚してダビデ王さまの先祖となり、イエスさまの先祖となりました。
 みなさんは誰から、「神さま」を教えていただきましたか。お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんですか。幼稚園の先生ですか。教会学校の先生でしょうか。私はみなさんのように、教会の幼稚園、日曜学校に行き、高校生の時、洗礼を受けて今日まできました。その始まりは母の賛美歌が子守歌だったそうで、神さまを教えてくれたのはミッションスクールで受洗したことにあると思います。感謝しております。
 みなさんも、今後は他の人に「神さま、イエスさま」を教えてあげる人になりましょうね。神さまのお助け、お守りを信じて。

 

月報「あかしびと」第443号 巻頭言

 

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